裁判官からのお叱り

2016.01.30 01:43|仕事
先日,刑事裁判の証人尋問のときに,裁判官からお叱りを受けました(~_~;)

「弁護人!予定時間すぎてるんですけど?!次に他の裁判も入っているから,時間通りやってもらわないと困るんですよ!!」みたいな感じでした。

確かに,予定時間は多少過ぎていましたし,後に続く他の裁判も押せ押せになってしまうのは迷惑なので,もっと簡潔にやればよかったなあという面はあります(>_<)

ただ,最近,裁判所は,係属している事件数が多いということで,1件あたりの裁判の時間をどんどん削ってきていて,そういう裁判所の姿勢はどうなんだと思っていたところでした。

事件数が多くてしょうがないのかもしれませんが,裁判官もすごいやっつけ感があって,「事件を処理」することしか考えていない気がしています。

確かに,争いもなく,結論が見えている事件で,情状証人の尋問(家族とかに出てきてもらって,「きちんと指導,監督していきます。」というのを法廷で証言してもらう。)を長くやるのは,判決出すうえでは,あまり意味をなさないかもしれません。

ただ,被告人の母親とかに法廷まで出てきてもらって,被告人の目の前で,証言してもらうというのは,被告人の反省を促す,いい機会だと思っています。

母親が,「私がもっとちゃんと見ていれば,こんなことにならなかったかもしれないです・・・。」と泣き出したりして,それを見た被告人も泣き出すという場面も,割とあったりします。

やはり,どんなに反抗的な被告人でも,自分がしたことで,母親が法廷で涙しているというのは,感じるところがあるようです。

なので,できれば,裁判それ自体を被告人の反省を促す場にしたいという気持ちが私の中であって,それをやろうとすると,どうしても証人尋問の時間が長くなってしまうんですよね(>_<)

このようにあれこれ思うところはあったのですが,実際,裁判官からお叱りをうけたときには,「申し訳ありません,もうすぐ終わりますのでm(_ _)m」と平謝りしましたが(^ ^)

ただ,短時間でささっと事件を処理しようとする裁判所の姿勢に問題意識を持っている弁護士は他にもいるので,周りの弁護士も含めて,裁判所の姿勢を変えていきたいなあと思ったりしています。

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コメント

No title

どこの職場も同じですね。
介護の現場では一日何人お風呂に入れることができるか勝負なので、毎日大変です。効率化ばかりでは駄目ですし、かといって一人のケアに長時間かけすぎると、他の方を疎かにしてしまいます。持ち時間で最大の効果を狙っていますが、それでもハプニングの連続です。

No title

それぞれの方の性格とか気持ちに配慮しつつ,一日に何人もケアするのは,想像しただけでも大変そうですね(>_<)
難癖つけてきたり,色々と細かい好みがあったりと,対応困難な方も多そうです。
限られた時間で最大の効果をというのは,私も心掛けたいところです。
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