リンダ・A・コウリ-『犬の弁護士事件簿』

2015.08.21 23:27|書籍紹介
犬の弁護士事件簿―言葉のない犬の権利を守るためにはどうしたらよいのか?
リンダ・A. コウリー
メディカルパースペクティブス
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著者は,犬の法律相談を専門とする,世界で初めての弁護士として著名な方です。

現在も,アメリカのデンバー州を拠点に,犬の法律相談専門弁護士として,活躍されているようですね。

犬に関わる訴訟案件が何件も紹介されていて,著者がどのような弁護活動をしたかも具体的に書かれていて,すごい面白かったですし,刺激を受けました(^ ^)

著者は,1988年に犬の法律相談を開業したそうで,今から25年以上も前に,そんな弁護士がアメリカには存在したのか,と驚きました。

動物の権利を守る弁護士になりたいと漠然と考えていましたが,この本を読んで,目標が具体化できた気がします(^ ^)

私が一番興味があるのは,動物法分野の法改正に携わり,1匹でも多くの動物の権利を守ることですが,それ自体は,正直,報酬が見込めない仕事です。

弁護士業で生計を立てている以上は,事務所経営のことも考えないといけないので,報酬が見込める事件を一定数受けないといけません。

そのバランスは常に考えないといけない難しさはありますね(>_<)

動物関係の法分野で報酬が見込める仕事となると,著者がこの本でも紹介しているようなペット関係の法律相談,訴訟などだと思います。

日本でも,犬,猫のペット数だけで,現在,2000万頭を越えているらしく(2014年全国犬猫飼育実態調査(一般社団法人ペットフード協会調べ)),これは15歳未満の子どもの数より多いみたいです(2014年国勢調査)。

そうなると,今後,ペット関係の法律相談のニーズは高まると思いますが,現状では,ペット法分野に精通している弁護士の数はかなり少ないという印象です。

ということは,他の法分野と比べて,若手弁護士が参入しやすいと思いますし,ペット法分野で経験を積んでいけば,動物法改正などにも発言権を得るんじゃないか・・・などなど妄想が膨らんできました(^ ^)

本書は,法律専門家向けではなく,著者のライフ・ストーリーで,読み物として面白いので,オススメです(^ ^)


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職業:弁護士
座右の書:『シルバー・バーチの霊訓』

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