しょせん他人事?

2015.07.30 01:12|仕事

「魂の成長は自分を役立てることによってのみ促進されるものです。他人のために自分を忘れているうちに魂がその大きさと力を増すものだからです。」(『シルバーバーチの霊訓(四)』(潮文社)216頁)



先日,私が刑事裁判で思うような結果が出なかったとき,ある先輩弁護士から,「しょせん他人事なんだから,気にすんなよ。」と言われました。

その弁護士曰く,「自分のことのように,のめり込んでやってたら,精神的にも持たないよ。別に自分が刑務所行くわけでもないんだし,しょせん他人事っていう割り切りが必要なんだよ。別に手抜いていいっていう意味じゃないけどさ。」といったことでした。

先輩弁護士は,私がへこんでいるだろうと思い,励ます意味でそういってくれたのだと思いますが,「しょせん他人事」という言葉には,ひっかかってしまいました。

「しょせん他人事。結局,自分は関係ない。」という意識は,まさに利己主義で,そういう意識で仕事している限り,人の役に立つことなんてできないと思います。

「自分と他人」というように区別するのではなくて,他人のことを自分のことのように,さらに,他人のために自分を忘れるぐらいの姿勢でいたい,と強く思った次第です。



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コメント

No title

そういえば、姉は若かりしころ、「勝てるからってやり過ぎだと思う・・」とよく話していました。取れるところからは容赦なくガッツリ貰うことに良心が抵抗を感じていたのでしょう。(今はやり過ぎな人かもしれませんが・・^^;;)
本当に大変なお仕事だと思いますが、良心をフル活動させて頑張ってください。と同時に神に潔く委ねる気持ちも大事かもしれませんね。

No title

勝てるからってやり過ぎた・・・という経験は,私は,今のところないですね(^ ^)

やり過ぎくらいに徹底的に相手方を追い詰める勢いで裁判をやった方が,依頼者からしたら,いい弁護士と思われたりもします(>_<)

私は,争いごとを好まない(弁護士に向いていないのかもしれませんが)タイプで,お互い譲り合って和解を目指したいので,依頼者によっては,「生ぬるい。」と思われたりして,なかなか難しいところです。。

No title

和解に持ち込める弁護士って、とても素晴らしいと思います。「生ぬるいと思ったけど、後々これで良かった」って依頼人に思ってもらえたら良いですね。人間を含む自然は競争ではなく協調ですから。

No title

全面的に勝訴しても,結局,相手には不満とか,恨みが残ってしまうので,それが別の紛争につながったりして,終わりがないですし,今後の争いをなくすという意味でも,和解がいいなと思っています。

おっしゃるとおり,協調の精神が大切ですよね(^ ^)

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