フォアグラの強制給餌

2015.07.25 01:06|アニマルライツ

「みなさんは動物への虐待行為を減らし,もっと良い方法,哀れみに満ちた手段を教えるための努力をすべきです。・・・(省略)・・・。愛とは摂理を成就することなのです。他の生命に残酷な行為をしているかぎり,愛を成就しているとは言えません。」(『シルバー・バーチの霊訓(八)』(潮文社)197頁)



フォアグラの強制給餌は残酷だとよく言われますし,強制給餌を禁じている国も増えてきています。

私は,今までフォアグラを食べたことがほとんどないですし,おいしかったという記憶もないです。

ですので,もともとフォアグラに対して思い入れがないですし,強制給餌問題を知ってから,生産を中止して欲しいと強く思うようになりました。

強制給餌は,以下のような手順で行われています。

「i.手で鳥の頭とくちばしを掴み、口をあけさせる
ii.50cmの長さの鉄パイプを、鳥の口に突き刺す
iii.彼らの体の1/4~1/3もの量のとうもろこしの粉と油の混合物を、鉄パイプを通して、胃に押し込む
iv.鉄パイプを引く抜く
v.胃は痙攣するが、吐き出せない状態で嗚咽を繰り返す
vi.この工程が、一日2,3回、3,4週間、続けられる」
(NPO法人アニマルライツセンター「フォアグラの生産方法」
http://www.hopeforanimals.org/animals/foiegras/00/id=219



ガチョウや鴨は,極めて狭い檻に拘束されたされたうえ,このような強制給餌を3,4週間続けられ,肝臓が異常なまでに膨れ上がります。

そして,喉を切り裂いて殺されたうえ,取り出した肝臓がフォアグラとなります。

正直,人間は何でこんな残酷なことができるのかと悲しくなります・・・。

「残酷」かどうかの判断基準は人それぞれでしょうけれど,さすがにフォアグラは,多くの人が「残酷」と判断するのではないでしょうか。

アニマルライツセンターのアンケートによると,フォアグラの生産方法を知らなかったと答えた人のうち、「フォアグラを食べたくない」と答えた人は51.5%、「あまり食べたくない」と答えた人は22.6%だったようです。
(NPO法人アニマルライツセンター「すかいらーくさん、フォアグラメニューの廃止をお願いします」
http://www.hopeforanimals.org/animals/foiegras/00/id=332

私の感覚だと,フォアグラの実態を知れば,ほとんどの人が一切食べたくなくなるはず,と思ったのですが,そうでもないようです・・・。

けれど,半数以上の人が,事実を知れば食べたくなくなると感じているので,少しでも多くの人に事実を知ってもらう必要があるんじゃないかと思いました。

そして,強制給餌反対の声がもっと大きくなっていけば,法改正への道が日本でも開けてくる気がします。

ドイツでは,動物保護法において,「動物の健康のためにやむを得ず行う場合を除き、動物に強制的に給餌を行う事は禁ずる。」と規定されているようです。

インドでは,最近になってフォアグラの輸入を禁止したそうです。

日本についてみると,フォアグラの生産は現在しておらず,専ら輸入に頼っているようなので,強制給餌の禁止というよりかは,輸入等の禁止を目指すことになるかと思います。

そうした法律を日本で制定させるために,弁護士としてできることはないか,ということをもっと考えていきたいと思った次第です。

スポンサーサイト

コメント

No title

ドイツは動物愛護がとても進んでいる国だと思います。ティアハイムなどは、日本が見習うべき制度だと思います。

>私の感覚だと,フォアグラの実態を知れば,ほとんどの人が一切食べたくなくなるはず,と思ったのですが,そうでもないようです・・・。

残念ながら、今の日本の大半は動物を「食べ物」扱いしています。

残酷だということを、微かな良心では感じていても、それを打ち消すだけの食肉文化が根付いているのが現状ですので、摂理に沿った正しい情報を発信していかなければ、と思います。

No title

ちりりん様

ドイツは,動物愛護先進国らしいですよね。日本でも,殺処分ゼロを目指す運動は徐々に広がってきているようですけれども,ドイツとかと比べるとまだまだなんでしょうね。

肉食は,ちりりん様がおっしゃる通り,文化として根付いていると思いますので,その文化を頭ごなしに否定すると,抵抗されてしまう難しさがあると思います。

やはり,スピリチュアリズムの普及と同じで,普及のための地道な努力,情報発信が必要かなあと思っているところです。

非公開コメント

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
プロフィール

spilaw

Author:spilaw
性別:男性
年齢:30代
職業:弁護士
座右の書:『シルバー・バーチの霊訓』

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR