話を聞くことの重要性

2015.02.28 02:17|仕事
先日,私が担当していたある事件が,和解で無事解決しました(^ ^)

私の依頼者は,被告側で,数百万円の損害賠償請求をされていました。

原告に訴訟提起された後も,全面的に争ってきました。

原告が主張する事実関係と,依頼者(被告)が主張する事実関係は,全く異なり,証拠も少ないという事案で,私としても,当初から難しさを感じていました(~_~;)

依頼者と何度も打合せをしましたが,依頼者は,相手方に対する不平,不満を延々と感情的に話し続けるという感じでした。

私は,とにかく聞き手に徹して,2,3時間,話を聞き続けるということもありました(これは相当疲れましたが・・・。)。

そういうことを繰り返していくうちに,あるときから,徐々に依頼者の態度が変わっていき,「先生に色々話ししていたら,気持ちの整理もできてきたし,争い続けるのも嫌になってきたので,和解で終わらせたいと思うようになりました。」というようになりました。

そうして,相手方と和解での解決ということで交渉して,最終的に,依頼者から相手方に対してある程度まとまったお金を払って,解決という形になりました(^ ^)

この事件を通じて,やはり,依頼者の話をよく聞くというのは,重要だなとあらためて実感しました。

おそらく,この事件で,依頼者の話を十分に聞かずに,「過去の判例からいったら,おそらくこうなります。」とか,「証拠上,なかなかこちらにとって厳しいです。」といったアドバイスを一方的に言っていたら,依頼者の不満が解消されず,和解という形では終わらなかっただろうなという気がします。

依頼者にとにかくしゃべってもらって,不平・不満とかを全部吐き出してもらうと,その過程で,依頼者の頭の中が整理されていき,自分のなかで解決するというパターンは多い気がしますね。

感情的になっている依頼者の話を延々と聞き続けるというのは,負のエネルギーを全部背負うような感じで,聞き終わった後,本当ぐったりします(~_~;)

しかも,仕事が溜まっていると,そこまで時間がとれずに,依頼者の話を途中で遮って,一方的に法的見解を伝えて,相談を終わりにするという感じになりがちですので,依頼者の話をよく聞くというのは,常に意識しておきたいと思いました。

和解で終わらせるためにという意味だけでなく,依頼者のちょっとした話のなかで,その事案の解明の糸口が見つかったりしますしね。



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