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矢作直樹『人は死なない』

2017.12.11 22:16|書籍紹介
人は死なない-ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索-
矢作 直樹
バジリコ
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前回,脳神経外科医であるエベン・アレグザンダーの『プルーフ・オブ・ヘブン』を取り上げたので,医師つながりということで,今回は,矢作直樹さんの『人は死なない』のレビューをしたいと思います(^ ^)

この本は,アマゾンでも,170件もレビューがつくぐらい有名で,一般受けしている本だと思いますが,読んでみた感想としては,「思っていたのと違う・・・」というものでした(-。-;

著者自身が臨床医で,本のタイトルが『人は死なない』だったので,著者の臨床医としての様々な経験,症例を客観的に分析していった結果,「人は死なない」という結論が導けるという,その論証を期待していたところでした。

しかし,本書で紹介されている症例自体かなり少ないですし,取り上げられているのも,体外離脱体験とか,臨死体験といった,よく耳にする事例です。

そして,そういった紹介されている事例などから,「人は死なない」という結論を導く理由付けが薄いと思われましたし,臨床医だからこそできる深い考察というのもあまり見当たらない気がしました。

また,本書の第4章で,スピリチュアリズムの歴史について若干触れられていて,そのなかで,3,4頁ほどですが,シルバーバーチのことも取り上げられています。

しかし,そこでは,「近代スピリチュアリズムを語る上で欠かせない,スウェーデンボルグと並ぶもう一つのビッグネームとしてシルバー・バーチがあげられます」という紹介がされていて,スウェーデンボルグとシルバー・バーチを同列というか同じ次元で並べるという,その位置づけに違和感を感じました。

矢作さんは,この本以外にも,色んな本を出されているので,本書は入り口にすぎず,他の本でもっと詳しい考察をされているかもしれないので,そこは何ともいえないです。

ただ,この本を読む限りでいえば,この本が売れたのは,著者の肩書(本の表紙で「東京大学大学院医学系研究科・医学部救急医学分野教授,医学部附属病院救急部・集中治療部部長」という物凄い肩書が記載されています)と,『人は死なない』というインパクトあるタイトルの影響ではないかなと思いました。

なんか前回に引き続き,シルバーバーチ以外の本のレビューをしようとすると,批判的な感じになってしまいますが,「シルバーバーチ万歳!」「他の考えは受け付けない!」というような独善的な目で見ないように気を付けたいと思います(^ ^)

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Author:spilaw
性別:男性
年齢:30代
職業:弁護士
座右の書:『シルバー・バーチの霊訓』

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