『アラン・カルデックの霊との対話­-天国と地獄Ⅱ-』­

2015.02.05 23:37|書籍紹介
アラン・カルデックの「霊との対話」  天国と地獄IIアラン・カルデックの「霊との対話」 天国と地獄II
(2006/08/27)
アラン・カルデック

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『アラン・カルデックの霊との対話­-天国と地獄Ⅱ-』­(2006年,幸福の科学出版)には,前作に収まらなかった霊からのメッセージが多数収録されています。

前作と比べて,本書には,天国で喜びを謳歌する霊からのメッセージが多く収められています。

そうした霊のメッセージを読むと,地上で数多くの試練に耐えて,人の役に立つ行いをしていれば,霊界で素晴らしい幸福を享受できる,ということがよく分かります(^ ^)

たとえば,悪しき環境にあっても,魂を純粋に,高貴に保ち,強い意志によって,あらゆる誘惑に耐えたヴィクトール・ルビュルフ霊は,次のように言っています。

「これは誓って申し上げますが,もしあなたがたの人生が神の法に適ったものであったならば,死後に待っているのは,想像を絶する報いなのです。」(本書71頁)



こういったことから考えると,地上でのほんの短期間の苦しみは,死後の無限とも言える時間の幸福からすれば,何ほどのものではないということができます。

ただ,ここで1つ疑問な点があります。

霊界で「自分が」幸福になるためという動機で,地上において,苦難に耐えたり,人の役に立ったりするということは,エゴにならないか,ということです。

死後における「自分の」幸福を手に入れるということが目的で,地上において人の役に立ったりする行為が,そうした目的を達成するための手段にすぎなかったら,それは結局,利己的ということになってしまうのでしょうか。

シルバーバーチなどは,動機の重要性を説いていますが,死後における「自分の」幸せを獲得するという動機は,善といえるのでしょうか。

地上において,「自分の」幸せばかり求めることは,まさしくエゴといえますが,地上ではなく,霊界での「自分の」幸せだけを追及すること,つまり,将来行くことになる霊界で「自分が」幸せであれればそれでいい,というのもエゴと言えそうな気がします。

「死んだ後の素晴らしい生活を享受したいから,地上で人の役に立とう。」という考えは,何か崇高な感じがしないですね。

天国で喜びを謳歌するサミュエル・フィリップ霊は,以下のとおり述べています。

「『問題は,死んでから幸福になれるかどうかだ』ということです。地上における苦しみで,死後の生活の幸福を購えるとすれば,決して高い買い物ではありません。」(本書30頁)。



しかし,この霊が言っているのも,「問題は,死んでから(自分が)幸福になれるかどうかだ」と言っているようにも読めます(曲解かもしれませんが)。

そうすると,死んでからの「自分の」幸福を求めることはアリなんでしょうか。

それとも,死後の「自分の」幸せばかりを求めるのも,一種の利己主義で,人の役に立つこと,「他人の」幸せだけを動機,目的とし,そのあくまで結果として,死後に幸福を得ることができるというのが,いいのでしょうか。

この辺りは,自分が勉強不足なこともあり,よく分からないです(>_<)


話は変わって,本書の第2部では,アラン・カルデックの自伝が収録されています。

その自伝のなかで,スピリチュアリズムの普及活動等について,色々書かれていますが,スピリチュアリズムを普及するにあたっては,あらゆる試練に耐えないといけないということが,以下のようなアラン・カルデックの経験からもよく分かりますね。

 「仮借ない敵陣営の憎悪の的となり,侮辱,悪口,中傷,ねたみ,嫉妬にさらされてきた。私を攻撃する文書が数限りなく刊行された。私の心からの指示は曲解された。信頼する人々からは裏切られた。私が奉仕した人々からは無視された。パリ霊実在主義協会は,私の味方であるはずの人々の策略で混乱しつづけた。面と向かっては私に微笑む人々が,裏では私を冷酷にこきおろした。私を支持する人々の中には,私が協会から吸い上げた資金で私腹を肥やしていると言いふらす人間たちもいた。」(本書289頁,290頁)



スピリチュアリズムの普及というのは,本当に覚悟がないとできない活動だなとあらためて思います。

このような試練に耐えてでも,スピリチュアリズムを普及していこうという覚悟が自分にあるか・・・,と考えると,まだまだだなと思います(>_<)

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職業:弁護士
座右の書:『シルバー・バーチの霊訓』

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